TAKAKUゼミナールのブログをお読みの皆様、こんにちは。
代表の稲垣直剛(いながき なおたか)です。
タイトルを見て、「あれ?今日は私の(僕の)こと書くの?」って思った塾生の皆さん、すみません
今回はただただ自分の娘のことを良く書く、親バカ全開な企画です
合格発表も終わってホッと一息、 クスッと笑えるネタをお送りできればと思います
ご存じない方のためにご説明いたしますと、我が家にはこの4月から小学校にあがる娘がおります。
また、妻は当塾で英語の指導を担当しており、結婚前は長いこと幼児から大人までオールイングリッシュで英会話を教えていました。(イギリスに留学して教育研修も受けています)
そのおかげと言うべきか、そのせいと言うべきか、娘は英語の発音に非常にうるさく、日本語もままならない年齢の頃から「パパ、それはLじゃなくてRだよ」などと指摘してきて、時々イラッとさせてくれたものです
塾講師は夕方から夜中が勤務時間。なかなか娘が寝る時間には一緒にいられません。(当塾はオリジナルなオンライン授業を売りにしていますので、「家には居る」という日もありますが)
なので、日曜日の夜は基本的に娘と遊ぶ時間で、お風呂に入れるのも私の当番です。
元々長風呂の私と入る際、娘はお風呂でできる色々な遊びを考えてきました
最初のうちは、お風呂の壁に貼れる平仮名ポスターやアルファベットポスターでクイズを出し合うことから始まり、日本地図のポスターになったり九九のポスターになったりもしました。
(と書くと、「お風呂に入ってる時まで勉強なんだ〜」と言われてしまいそうですが、大抵は条件が対等になるようなルールを作ってゲーム感覚で楽しんでいます。そして、半分以上はプラスチックやゴムのおもちゃを持ち込んでの「ごっこ遊び」になることも付け加えておきます)
ところが、お互いに頭や顔を洗っている間は目が開けられないので、段々と言葉だけでできる遊びに変わってきました。
その中でも、最近ハマっているのが「英語しりとり」です。
娘は小さい頃から、家族でおこなう「フォニックス」の時間を楽しみにしており、妻の「オンライン英会話教室」のレギュラー生徒でもあるので、スペルを見ただけで大抵の単語が読めます。(そのせいで「今日のパパのお酒は〇〇かぁ〜」などとウイスキーの銘柄を読まれて、ちょっとドキッとすることもしばしばですが…)
ですから「オレンジ」⇒「ジンジャー」といった日本語読みではなく、「Orange」⇒「Ear」のようにスペルでのしりとりになります。
少し前から妻が「娘ちゃん、かなり強いよ」 と言っていたので、これは一つ試してみようとお風呂での勝負になったわけです。
最初は様子見。フォニックスの時間に一緒に書いたり見たりしたことのある単語でいこうと、「Dog」辺りから出すと、当然のように「gね。う〜ん、God!」ときます。(いや、娘よ。単語のチョイス。1個目から「神」で返してくる6歳児はあんまりおらんぞ)
「Drive」で返すと「End」。
「Desk」で返すと「Kid」。
この辺で一抹の疑問が。
「娘ちゃん、パパがDになるように返してない?」
娘はさも当然といったように「だって同じ文字が続くと難しいでしょ?」
…唖然です。
日本語のしりとりでも難しい「〇攻め」を英語しりとりでくらうとは。
(「ほうほう。手加減は無用ってことね」)
この辺りから私も火がつきました
とはいえ、全く聞いたことのない単語や、中学英語にも出てこないような単語を並べ立てるのも大人気ないじゃないですか。(←単語のレベルを中学英語に設定した時点で既に大人気ない)
だから"E"がきても「Elevator」とか「 Earth」とかでいなしていたわけです。(←これを「いなしていた」という辺り、完全に大人気ない)
ところが、娘に"E "が行った途端飛び出してきたのが
「Emotional」
…。
続く"E "のターンでは
「Eternaly」
…。
もはや相手を子供だと思うのが間違いだと気付かされました。
「おそらく彼女は英和辞典の"E "の項を読破したのだ。
そしてその知識欲は他の項にも及んでいるに違いない」
私はそう考え、 一般的と思える英単語は遠慮なく出すことにし、バチバチの激戦に発展したのでした(←もはや大人気ないというより大人じゃない)
結果、「第一回父娘英語しりとり 」は1時間15分に及び、真冬にも関わらず娘がのぼせ気味になったためドローという壮絶な死闘に終わったのでした。
お互いにシンキングタイムはほとんどなかったため、幾つの単語が出たかを考えると恐ろしいことです
それからも日曜日になると何回か開催されていますが、偶然出た「Fox」でお互いに「"X"から始まる単語、無くない?」となり、「"X"で終わる単語禁止」ルールが追加されました。
その時の私の一勝以外は、今のところ全てドロー。
どれだけ時間をかけてもちゃんと知っている単語を捻り出してくる。
これはもう、天才か?という疑問も、あながち親の欲目ではないように思います
子どもの吸収力ってすごいな〜と感動すると同時に、インプットだけじゃなくてアウトプットする機会って本当に大事だな〜と思うのでありました。
ここでお子さん(大人にも)の勉強に役立つ豆知識を一つ
ちなみに英語しりとりですが、流石に「辞典で"X"対策をする」ほど大人気ない遊び方はしませんよ。(←完全にいまさら)
娘も小学校にあがれば、親が知らないことや忘れていることを沢山勉強してくると思います。
新しい知識を一緒に楽しんで、謙虚に学んでいきたいと思います。
代表の稲垣直剛(いながき なおたか)です。
タイトルを見て、「あれ?今日は私の(僕の)こと書くの?」って思った塾生の皆さん、すみません
今回はただただ自分の娘のことを良く書く、親バカ全開な企画です
合格発表も終わってホッと一息、 クスッと笑えるネタをお送りできればと思います
ご存じない方のためにご説明いたしますと、我が家にはこの4月から小学校にあがる娘がおります。
また、妻は当塾で英語の指導を担当しており、結婚前は長いこと幼児から大人までオールイングリッシュで英会話を教えていました。(イギリスに留学して教育研修も受けています)
そのおかげと言うべきか、そのせいと言うべきか、娘は英語の発音に非常にうるさく、日本語もままならない年齢の頃から「パパ、それはLじゃなくてRだよ」などと指摘してきて、時々イラッとさせてくれたものです
塾講師は夕方から夜中が勤務時間。なかなか娘が寝る時間には一緒にいられません。(当塾はオリジナルなオンライン授業を売りにしていますので、「家には居る」という日もありますが)
なので、日曜日の夜は基本的に娘と遊ぶ時間で、お風呂に入れるのも私の当番です。
元々長風呂の私と入る際、娘はお風呂でできる色々な遊びを考えてきました
最初のうちは、お風呂の壁に貼れる平仮名ポスターやアルファベットポスターでクイズを出し合うことから始まり、日本地図のポスターになったり九九のポスターになったりもしました。
(と書くと、「お風呂に入ってる時まで勉強なんだ〜」と言われてしまいそうですが、大抵は条件が対等になるようなルールを作ってゲーム感覚で楽しんでいます。そして、半分以上はプラスチックやゴムのおもちゃを持ち込んでの「ごっこ遊び」になることも付け加えておきます)
ところが、お互いに頭や顔を洗っている間は目が開けられないので、段々と言葉だけでできる遊びに変わってきました。
その中でも、最近ハマっているのが「英語しりとり」です。
娘は小さい頃から、家族でおこなう「フォニックス」の時間を楽しみにしており、妻の「オンライン英会話教室」のレギュラー生徒でもあるので、スペルを見ただけで大抵の単語が読めます。(そのせいで「今日のパパのお酒は〇〇かぁ〜」などとウイスキーの銘柄を読まれて、ちょっとドキッとすることもしばしばですが…)
ですから「オレンジ」⇒「ジンジャー」といった日本語読みではなく、「Orange」⇒「Ear」のようにスペルでのしりとりになります。
少し前から妻が「娘ちゃん、かなり強いよ」 と言っていたので、これは一つ試してみようとお風呂での勝負になったわけです。
最初は様子見。フォニックスの時間に一緒に書いたり見たりしたことのある単語でいこうと、「Dog」辺りから出すと、当然のように「gね。う〜ん、God!」ときます。(いや、娘よ。単語のチョイス。1個目から「神」で返してくる6歳児はあんまりおらんぞ)
「Drive」で返すと「End」。
「Desk」で返すと「Kid」。
この辺で一抹の疑問が。
「娘ちゃん、パパがDになるように返してない?」
娘はさも当然といったように「だって同じ文字が続くと難しいでしょ?」
…唖然です。
日本語のしりとりでも難しい「〇攻め」を英語しりとりでくらうとは。
(「ほうほう。手加減は無用ってことね」)
この辺りから私も火がつきました
とはいえ、全く聞いたことのない単語や、中学英語にも出てこないような単語を並べ立てるのも大人気ないじゃないですか。(←単語のレベルを中学英語に設定した時点で既に大人気ない)
だから"E"がきても「Elevator」とか「 Earth」とかでいなしていたわけです。(←これを「いなしていた」という辺り、完全に大人気ない)
ところが、娘に"E "が行った途端飛び出してきたのが
「Emotional」
…。
続く"E "のターンでは
「Eternaly」
…。
もはや相手を子供だと思うのが間違いだと気付かされました。
「おそらく彼女は英和辞典の"E "の項を読破したのだ。
そしてその知識欲は他の項にも及んでいるに違いない」
私はそう考え、 一般的と思える英単語は遠慮なく出すことにし、バチバチの激戦に発展したのでした(←もはや大人気ないというより大人じゃない)
結果、「第一回父娘英語しりとり 」は1時間15分に及び、真冬にも関わらず娘がのぼせ気味になったためドローという壮絶な死闘に終わったのでした。
お互いにシンキングタイムはほとんどなかったため、幾つの単語が出たかを考えると恐ろしいことです
それからも日曜日になると何回か開催されていますが、偶然出た「Fox」でお互いに「"X"から始まる単語、無くない?」となり、「"X"で終わる単語禁止」ルールが追加されました。
その時の私の一勝以外は、今のところ全てドロー。
どれだけ時間をかけてもちゃんと知っている単語を捻り出してくる。
これはもう、天才か?という疑問も、あながち親の欲目ではないように思います
子どもの吸収力ってすごいな〜と感動すると同時に、インプットだけじゃなくてアウトプットする機会って本当に大事だな〜と思うのでありました。
ここでお子さん(大人にも)の勉強に役立つ豆知識を一つ
『脳に入力された情報は、"海馬"というところに仮保存されます。その期間は、2〜4週間です。海馬への仮保存期間中に、その情報が何度も使われると、脳はその情報を「重要な情報」と判断し、"側頭葉"の長期記憶に移動します。
コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士が興味深い実験をしています。
100人以上の子供たちに、『紳士録』(人物名鑑)に書かれた人物プロフィールを覚えて暗唱するように指示しました。
<中略>
最も高い結果を出したのは、約40%を「覚える時間」に費やしたグループでした。年長の生徒になると「覚える時間」が少なくて済むようになり、「覚える時間」に約30%の時間を費やしたグループが高得点をとりました。』
引用:【学びを結果に変える アウトプット大全】(サンクチュアリ出版)
つまり、インプットとアウトプットの比率はおよそ3:7がベストバランスだということです。
読む・聞くに加えて、話す・書くが大事なのがわかりますね。
ちなみに英語しりとりですが、流石に「辞典で"X"対策をする」ほど大人気ない遊び方はしませんよ。(←完全にいまさら)
娘も小学校にあがれば、親が知らないことや忘れていることを沢山勉強してくると思います。
新しい知識を一緒に楽しんで、謙虚に学んでいきたいと思います。
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